転職活動してますか?
実際に転職するかしないかに関わらず、会社を変えたいとか、転職したいと考えている人は結構多いと思います。
- いまの仕事に不満がある
- 人間関係がつらい
- もっと年収をあげたい
そして、転職活動を始めようと考える人の多くは、転職サイトや転職エージェントへの登録を考えるかと思います。でも転職エージェントって信頼できるの?しないほうがお得なの?と迷っているかたもいるかと思いますので、私のこれまでの経験から転職エージェントを使うべきかどうかをお話させていただきます。
※私はこれまで転職エージェントを経由した転職と、経由しない転職の両方を経験しています。また実際、転職するまでは至らなかったものの転職エージェントのサービスに登録しエージェントと会って面談をしたことは無数にあります。
目次
そもそも転職エージェントって何?
エージェントは代理人という意味です。転職エージェントは、企業の採用担当の代理人となって求職者を集めて企業の採用の面接にいざなうことを仕事にしています。
絶え間なく求職者がくるような大人気企業でない限り、一企業が求職者の母集団をつくって面接に流し込むのは現実的に厳しいため(企業の人事部もそんなに人はいないし、そこまで時間を掛けれないため)、転職希望者の母数を持っているエージェントにお金を払って紹介してもらうのが一般的です。
転職エージェントって無料で利用できるの?
多くの転職エージェントは無料で利用可能です。『ビズリーチ』など一部有料のサービスもあります。
すぐに転職する気はないけど登録しても平気なの?
問題ありません。情報収集を目的にエージェントと面談が可能です。
じゃぁどうやってエージェントはお金を儲けているの?
転職エージェントは企業からキックバックフィーをもらっています。具体的にはエージェントを通じて転職した場合、転職者の年収の10〜30%を企業がエージェントに支払うというスキームでお金を儲けていることが多いです。
転職エージェントって使わないほうがいいの?デメリットは?
一部のキャリア系ユーチューバーの方などでエージェントは使わない方がいいと主張されている方がいます。
理由としては、
- エージェントとの面会の時間が無駄である。
- 年収を上げづらい。
- キックバックフィーが高い企業ばかりを優先的に紹介してくる
といったものです。
1については、転職エージェントに登録するとまずカウンセリングと呼ばれるエージェントとの面談があります。求職者の人となりを確認したり、これまでのキャリアの棚卸しや強み弱みなどを引き出してくれます。こうした面談はありがたい一方、すでに自分でやっている人にとっては無駄な時間を思うのかもしれません。
2については、転職エージェントのお金儲けの仕組み上、採用企業側はエージェントに対して採用者の年収の10〜30%を支払う必要があるため、企業の採用予算に合わせて年収で帳尻をあわせる可能性があります。年収600万円だしてもいいけど、採用予算の天井が近づいているから500万円に抑えようといった感じです。
3は、エージェント側の都合で、いい会社かどうかや貴方のこれまでのキャリアに合うかより利益率の高い企業を勧めてくる可能性があります。
また、当然ながらエージェント経由となると、彼らの営業先企業しか紹介されないので、本当にいきたい会社が明確かつ、エージェントの取り扱い企業にない場合は、エージェントを使わず直接応募するしかありません。
以上が転職エージェントを使わないべきとする理由になりますが、個人的な見解を述べると、
1については、初めて転職する方は転職エージェントとの面談は有意義になると思います。自分自身のキャリアの棚卸しや一般的な転職活動のノウハウを聞くことができるので、時間を使ってでも会うことをオススメします。
2については、たしかにそのとおりかと思う一方、気弱な人にとっては年収交渉を企業と直接するのはしんどく、逆に相手の言い値になってしまうリスクはあると思います。私自身、直接応募のときのオファー面談(条件面を交渉する面談)で、希望年収を聞かれたのですが、あまり強気になれず「今の年収より多ければいいです」と情けない回答をしました。エージェントがいればもっと強気の交渉ができたなと思いました。
3は自分次第で勧められた企業がピンと来なければ断ればいいだけだと思います。
転職エージェントを使ったほうがいい理由やメリット
一方で転職エージェントを使うメリットもあります。慣れない転職を一人孤独でおこなうのはモチベーションを維持することが難しいですし、本業が忙しくなると転職活動もおろそかになりがちです。初めての転職は転職エージェントを使うことをおすすめします。
エージェントを使う方がよいメリットを以下にまとめます。
候補企業を探してきてくれる
当たり前っちゃ当たり前の理由ですが、エージェント登録しておけば、本業で忙しい自分に代わって、合格可能性の高い企業を選んできてくれます。自分で企業を探す労力がない人はエージェントを使うほうがいいでしょう。
年収の交渉や入社日の交渉を代わりにしてくれる
転職で面接に合格すると、オファー面談と呼ばれる各種労働条件を交渉する面談があります。こうした交渉事が苦手な人はエージェントを使って代理で交渉してもらうほうがよいでしょう。
体験談になりますが、以前エージェント経由で合格した企業の面談にて、マネージャーのポジションで入社するか、その一つ下のポジションで入社するかという話が面談であがり、会社に慣れることが大事だという理由でマネージャー下のポジションでの入社を企業側から推されたことがありました。
年収を下げることはどうしても避けたかったのですが、主張が苦手な筆者は面談の場で強気にマネージャじゃないと行けないとは言えずに、その場はすごすごと引き下がってしまいました。
後日、エージェントに「年収を上げたいのでマネージャーでなければ転職しないということをやんわりと伝えてほしい」とお願いをしたところ、相手と交渉をしてくれたようで、無事にマネージャーでのオファーをもらうことができました。年収をあげることがエージェントの売上実績になるのでエージェントも強く交渉をしてくれます。
自分の手を汚さず印象を悪くすることなく年収アップできたことが良かったです笑。主張、交渉事が苦手な人はエージェントを利用することを強くオススメします。
面接のフィードバックをもらえる
エージェント経由で数社の面接をうけましたが、合否に関わらず、面接のフィードバックをもらうことができます。合格した場合はどういうところが良いと思って採用してくれたか、不合格の場合はどの点が至らなかったかを面接官の感想をエージェント経由で教えてもらえます。
直接応募でも聞けば答えてくれるとは思いますが、対面では言いづらいこともあるだろうし、不合格の場合は理由を聞けないこともあると思います。
フィードバックをもとに面接の技術を改善することもできるので、こうした点もメリットのひとつと思います。
他の転職者の情報をくれる
エージェントは日に何人も、年間通しては何百人も求職者を相手しており、どういう人が合格したか、どういう人が不合格だったかなどの情報をもっています。今受けようとしている企業にどんな人が受けているかなどライバルの情報も聞き出すことが可能です。
これらの情報は転職活動における戦略立案上の貴重な情報になります。直接応募だと自分がどのくらいの立ち位置にいるかがわからない場合もありますので客観視してくれるエージェントがいるほうが安心します。
まとめ
ということで、エージェントを介することで企業に聞きづらいこと・言いづらいことを代弁してもらえ、採用情報や一般的な転職活動の知識、他者の情報など情報源として利用が可能であるということから、転職ビギナーのかたは迷わず転職エージェントに登録することをオススメします。
筆者が転職したときに利用したエージェントを最後に紹介しておきます。
最初の転職
2回目以降の転職
おまけ:転職するほど自分にスキルがない・・・と思っている方向け
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