コロナの影響で各社リモートワークが進む中、通勤電車からの解放等喜びの声が聞こえる一方でリモートワーク疲れという言葉も出てきているとおり嬉しいことだけでないことがわかる。
筆者も2月末から執筆現在(2020年4月12日)までおおよそ1ヶ月半実施しているが、リモートワーク疲れを実感しているし、リモートワークでの課題も感じている。
リモートワーク真水の疲れというより、コロナによる外出自粛がセットになっての疲労と思うが、リモートワークはメリットだけではなくいくつかの課題を抱えているようなのでそれを今回まとめてみた。
リモートワークの課題は以下のとおり
オンとオフのメリハリがつかなくなる
これまでは仕事は会社でするもの、家は休むところ、とオンとオフの場所の棲み分けができていた。しかし、リモートワークで1日中家にいるとこのメリハリがなくなる。朝起きて夜寝るまでずっと自室でダラダラと仕事をし続けるということが起きる。実際筆者も昼ごはんも夜ご飯もUberEatsに頼り1日外出することなく働き詰めてしまったことが何度もある。仕事の生産性という点でも問題だが、メンタル含む健康問題にも大きな影響を及ぼすことになる。
自分なりの定時の時間を設けたり、1日に何度かカフェにいくなど環境を変えてメリハリをつけるといった対策が必要だ。
仕事をする環境が整っていない
会社であれば、作業に適した椅子や机が用意され、仕事に関係のないものが目に入ることはなかった。しかし家の場合、そうした理想的な環境が整っていないことが多く仕事の生産性や身体的な苦痛を強いられながら仕事をすることになってしまう。
在宅勤務手当などが支給されているようであれば、机や椅子など仕事環境を整備するものに投資するのが良いだろう。
運動量が減る
通勤していたころは、家〜駅、満員電車、駅〜会社という移動時間が往復あり、強制的にも体を動かす時間が取れていた。運動を意識してランチは遠出をしたり、エレベーター代わりに階段を使ってオフィスビル内を移動することもあった。打ち合わせがあれば出張にいったり、オフィスのなかでも会議室への移動など運動量は多くあった。
しかし家にいるとどうだろう、巣ごもり用にご飯を買いだめなんかしていると、下手すると1日中家のなかにいて、移動はトイレくらいになってしまうことがある。意識的に散歩や買い物に行かないと運動量は大幅に減ってしまう。
毎朝毎夕に仮想通勤ということで家から駅まで往復で歩くなど定期的な運動を生活に取り入れたい。
光熱費が高くなる、生活用品の消耗が激しい
光熱費、トイレットペーパーやお水などの消耗品、考えてみると会社が負担していたものは少なくない。1日家にいるので電気代やWiFi使用量は大きくなるし、トイレットペーパーや飲料水の消耗も早くなる。
テレワーク中の生活費についてはサラリーマンでも経費扱いにして節税対策が可能とのことだが(参考:https://kaikeizine.jp/article/20648/)、効果がそこまで見込めなさそうなのでこの問題ばかりは対策のしようがない。
まとめ
まだまだ収束が見えないコロナだが、仮に収束したとしてもリモートワークが続いていくことは明白だろう。こうした課題を一つ一つクリアして最適な仕事環境の整備を目指していきたい。