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【実録】電話営業してくる不動産投資会社の業者と実際に会って営業された話

投資と財テクが大好きタクです。

以前は、ハイリスク・ハイリターンな投資(というより投機)が大好きな人間でしたが、株式投資で派手に負けて以来、博打的な投資からは手を引いて、手堅く・堅実な投資にシフトしています。

最近はもっぱら投資信託や、ふるさと納税、個人年金など、分散と長期をモットーにコツコツと財テクをしているのですが、サラリーマンの節税対策として、いま巷で流行りの不動産投資も始めてみたいと思い、不動産投資の営業マンに実際に会って話を伺ってみましたので、そのときのお話をしたいと思います。

みなさん、不動産投資会社ってどんなイメージをお持ちでしょうか?

  • 駅前で新人が名刺交換を執拗に迫ってくる
  • 会社に執拗に営業電話をかけてくる
  • うさんくさい

とあまりいい印象がないと思います。

かくいう私も不動産投資の本当の話を聞くまで、同じ印象を持っていました。まぁ、いまでもこの印象は変わらないですが。

彼らは自分の営業成績をあげるために必死に営業をしてくるため、利害がみえみえでそのせいで信頼できないところがあるのですが、色眼鏡をはずして真摯に話を聞いてみたらどうなるかを今日はお話させていただきたいと思います。

不動産投資業者と会った経緯

業者は会社のパイセンに紹介してもらいました。

私が勤めている会社では、かなりの人たちが節税や年金対策として不動産投資をしており、多い人では区分マンションを6部屋保有しているとか、複数物件のオーナーをしているひとがザラにいます。

そんな不動産王達とランチをしているときに、「僕も不動産投資に興味があるんですよねー」という話をさらっとしたら、パイセンが「懇意にしている不動産投資会社の人がいるから紹介してあげるよ」とブローカーのようにつなげてくれました。

話によると、その業者も、最初は電話営業をかけてきた人らしいのですが、外資コンサル叩き上げの見た目も中身もヤ○ザ風のパイセンの激理詰め質問攻撃に対して、すべて理にかなった回答をしたため、営業合格として面会したという経緯があったそうです。パイセンはこの業者から3部屋くらい購入しているとのこと。

不動産投資に関する知識や人格(無理くり売りつけるような営業はしない)は問題なしのお墨付きとのことで安心して会うことができました。

初回面会

そんなこんなで、人生初の不動産投資営業マンとの面会です。

職場の近くまで来てくれるということで、平日のお昼に都内某所のカフェに来てもらうことにしました。お昼に誘えばランチくらい営業でおごってくれるんではないかと淡い下心をもってたのですが、食事のおごりはなかったです。

んで、やってきた相手はウシジマ君の世界から飛び出してきたようなチンピラな風貌の二人組。

ここまでイカツクはなかったですが、部長職と名乗るインテリヤ○ザ風な眼鏡ツーブロックと、そのかばん持ちみたいな色黒小太りの二人組みで、絵に書いたような不動産投資の営業マンでした。街ですれ違ったら余裕で3車線くらい道を譲る風貌です。

ランチ雑談のなかで、眼鏡ツーブロックが中卒でも稼げるのが不動産業界だからこの仕事を選んだという話が印象に残っています。

不動産投資会社の営業ではどんなことが聞かれるのか?

会うやいなや、

「物件の売買契約書持ってきたから、早速ハンコを押すんだよ!」

的なスリリングな展開を想像していましたが、

そんなこともなく、ご丁寧に不動産投資とはどんなものかという話から入ります。

私はある程度不動産投資の知識を身につけた状態で面会しましたので、その辺の話はすっ飛ばしてもらって大丈夫ですと、先手をうちました。これは、話を聞く時間の短縮のためでもありましたが、いくら知り合いの紹介とはいえ、知識なしで話を聞くとカモにされるリスクが充分にあるので、一定の知識があることや一筋縄では買わないぞという印象を植え付けて、営業攻撃からの予防線をはっておく目的もありました。

色黒小太りが「お詳しいですね〜、さすがですね〜」とよいしょしてくれて話が進みます。

次に、運用スタイルや投資の目的、希望するエリアなんかを聞かれました。

高騰している日本の不動産でキャピタルゲインやインカムゲインを得るのは難しいと考えているので、節税および年金対策が主な目的であること、希望エリアは値崩れしづらい東京都の主要区かつ築浅中古物件がよいことを伝えました。

これにも色黒小太りが「お詳しいですね〜、さすがですね〜」と合いの手を入れてくれます。

そのあとに、属性を聞かれます。

属性ってのは、風とか土とか、RPGに出てくるような属性の話ではなく、その人の勤務先会社名だとか、年収だとか、勤続年数だとか、与信に関する情報です。つまりどのくらい銀行からお金を借りることができる人かを見定めるための情報になります。

結構な個人情報ではありますが、銀行のローンを組めるかどうかの重要な情報になります。ここで恥ずかしがったり、ためらったり、虚偽の情報を話すのはNGです。

いい属性だと条件のいいローンを組むことができます。いいローンとは利率のことですね。悪い属性だとそもそもローンが組めずに不動産投資をしたくてもできないということになります。

初対面の人に、しかも見た目がヤ○ザな人に年収とかを話すのは抵抗はありますが、不動産投資では避けては通れない道なので思いきって話をしました。割と属性はいい方なので(自慢)、二人の目の色が変わったのが見て取れました。

ここで初回の面会は終了です。属性および運用スタイルや希望エリアをもとに、実際の物件情報をサーチしてくれるとのことで、1週間後に同じカフェで待ち合わせすることになりました。

1週間後、同じカフェで再度面会

再会するやいなや、

「おら、今日こそは契約書にハンコを押さんかい!ゴルァ!!」

的なことは、やはりなく、ちょっとした雑談のあとに、サーチしてくれた物件情報のカタログを丁寧に説明をしてくれました。持ってきた物件は2つで、駒沢と押上の物件です。どちらも人気のエリアですね。

駒沢は徒歩6分の25㎡、押上は徒歩3分の29㎡の物件で、両方とも築浅かつ収支がプラス、戸数もそこそこある良物件でした。

トイレに行くふりして、販売価格が足元見られていないか確認するため、両物件の情報をネットで調べます。ネットにはその物件自体の売買情報はでていなかったのですが、近しい条件の物件と比べると販売価格は妥当のようでした。見た目によらず、ちゃんとした物件を仕入れて、ふっかけることもしてこないことがわかり一安心です。

その後、フルローン35年での返済を条件に、何年目に損益分岐をするかや、先数年の節税効果を試算してくれたシミュレーションの資料を説明してくれました。

不動産をもつと、サラリーマンでも経費を落とせるようになります。経費といっても不動産投資だと落とせる経費や落とせない経費などがあるのですが、何が経費で落とせるのかや、経費の落とし方、どれくらいの額まで経費にできるかも教えてくれました。不動産投資における、節税のための必要な知識になります。こうした情報のケアはとてもありがたいですね。

ランチはおごってはくれませんでしたが、飲み物をごちそうしてくれ、不動産投資のイロハを教えてもらい、収支シミュレーションを無料でしてもらい、とても有意義な時間でした。不動産投資の営業ってちゃんとしているんだなぁと見直しましたね。

と思っていた矢先に、

「じゃぁ、こんだけやってやったんだから、はよハンコ押さんかい!!」

と、やはり最後まで豹変することもなく、

「早いもの勝ちになるので、早めの決断をしてもらいたいですが、高い買い物なので少し検討してみてください」

とまさかの引きの営業までしかけてくる始末です。

チンピラに見えていた眼鏡ツーブロックと色黒小太りが、なんとなくミキに見えてきました。実はいい人たちなんじゃないか・・・と。

不動産投資会社の営業マンと実際に会ってみた話は以上になります。もっとゴリゴリの営業を想像してましたが、すごく真摯に対応をしてもらえたというのが感想です。(会社によっては結構悪質なところもあるようですので、会う相手は見極めたほうが良いかと思います。)

もし、不動産投資に興味はあるものの、信頼して話せる営業マンの知り合いがいないとか、2人とか3人とか少人数で営業を受けるのは気が引けるという方は、大手の不動産投資のセミナーに参加することをオススメします。不動産投資のイロハを聞けるだけでなく、個別相談なんかもできますので、オープンな環境で、収支シミュレーションや物件情報の話を聞くことができます。

セミナーのオススメは2つあります。

①JPリターンズの無料セミナー
SBIや、MoneyForwardなど有名企業との提携でも有名なJPリターンズの無料セミナーです。セミナーは不動産投資の説明の部と、個別相談の2部構成になっていて、不動産投資の基礎からメリット・デメリットを学びつつ、個別の相談が可能です。

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②新日本地所の無料セミナー
都心9区・築浅中古の物件を取り扱っており、社員の方もみな親切で丁寧です。

セミナーで基礎知識をつけつつ、物件情報を調べるのが、余計な営業を受けなくて済むので気軽かなーと思います。

(後日談)
押上のマンションがとても良かったので、契約しようと思ったのですが、当時のわたしは転職したてで、直近の会社の勤続年数が短いことからローンが組めそうにないということで契約を結ぶことができませんでした。

 

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