最近、私が密かにハマっているアイドルプロジェクトがあります。東京を拠点に、metarium、花魁道中-oirandochu-、Made in Maidenの3組を手がける「Be Rise Lab」です。
最初に目を引かれたのは、3組のビジュアルがまったく違うことでした。楽曲まで追ってみると、違いは見た目だけではありませんでした。いまでは新しい動きが気になる存在です。
惹かれた理由は二つあります。ひとつは、3組とも楽曲、衣装、写真までコンセプトが通っていて、すでに見せ方の完成度が高いこと。もうひとつは、プロジェクトが2022年に始まり、3組目は2025年デビューとまだ若く、これからどう変わっていくかを同じ時間軸で追えることです。
Be Rise Labとは
Be Rise Labは、2022年に始動した東京のアイドルプロジェクトです。現在、metarium、花魁道中-oirandochu-、Made in Maidenの3組をプロデュースしています。
おもしろいのは、3組を同じ型にはめていないことです。明るい王道アイドル、和楽器×ロック、ゴシックメタルと入口が明確で、どれか一つでも好みに引っかかれば、そこからプロジェクト全体へ興味を広げられます。
metarium――最初の1曲から入りやすい

*画像出典: Be Rise Lab公式サイト
metariumは、Be Rise Labの第1弾として2022年11月にデビューしました。「meta」と「rium」を組み合わせた名前で、仮想空間をモチーフにしています。
私がいいと思うのは、初めて聴く人を置いていかない明るさと勢いです。キャッチーで疾走感のある曲が中心なので、音源を聴くだけでもライブの楽しさを想像できます。一方で、衣装やアーティスト写真まで見せ方が丁寧で、単に元気なだけでは終わりません。
アイドルに詳しくない人がBe Rise Labを知るなら、まずmetariumから入るのがおすすめです。公式動画ページには「晴れ桜」のPerformance Videoなどが掲載されています。
花魁道中-oirandochu-――「和」を一つの世界までつくり込む

花魁道中-oirandochu-公式集合写真
*画像出典: Be Rise Lab公式サイト
花魁道中-oirandochu-は、2023年12月にデビューした第2弾グループです。「和」をコンセプトに、衣装、楽曲、演出へ和の要素を取り入れています。
私が惹かれたのは、「和風アイドル」という記号だけで終わっていないところです。華やかな衣装、和楽器を取り入れたロックサウンド、「祈りが死んだ日」「渇き」といった楽曲タイトルまで、同じ物語の中にあるように感じられます。
かわいさだけでなく、濃い世界観や強いビジュアルを求める人に、とくにすすめたいグループです。
公式ディスコグラフィを追うと、この世界が新曲ごとにどう広がっているかを見られます。
Made in Maiden――完成度が高く、変化も追える

*画像出典:Be Rise Lab公式サイト
Made in Maidenは、2025年4月にデビューした第3弾グループです。コンセプトは「痛みを謳う人形少女」。ゴシックメタルを軸に、重さと美しさを併せ持つ世界を表現しています。
3組の中では最も新しいのに、写真を見た瞬間に伝わるビジュアルの統一感と、シンフォニックで重厚な楽曲の完成度は高いと感じます。すでに一つの作品として成立している一方で、グループとしては始まったばかり。この先どんな曲や表現が加わるのかを追えるのが魅力です。
ダークファンタジーやゴシックメタルが好きなら、まず一度見てほしいグループです。公式ディスコグラフィには、2026年リリースの「hide and seek」「Doll」も掲載されています。
推し活は「脳にいい」のか
推し活について調べると、「脳にいい」という表現を見かけます。ただ、現時点で、推し活によって記憶力や認知機能などが向上すると断言できる根拠は十分ではありません。
しかし、2023年のアイドルファン550人を対象とした研究では、ファン同士の仲間意識などとウェルビーイングとの関連が報告されました。2025年の推し活経験者784人の調査でも、推し活の各側面と主観的幸福感に正の相関が見られています。
健康法としてBe Rise Labを推しているわけではありませんが、新曲や次の展開を楽しみにできることが、日々の小さな楽しみになっていて、ストレス解消につながっています。
いまから追うからこそ、おもしろい
Be Rise Labの3組は、すでにそれぞれの世界を持っています。しかし、完成して動かない存在ではありません。新曲、ビジュアル、新しいメンバーなど、これからどう変化するかをリアルタイムで追えます。
まずは公式動画から、3組を1曲ずつ見比べてみてください。明るいポップ、和×ロック、ゴシックメタル。どの世界に自分の感性が動くかを確かめるだけなら、推し活はそこから始められます。
なお、アイドルと歌手の違いってなんだろといった非常に興味深い分析を公式サイトで解説されています。こちらも読んでアイドルとはを理解して推し活すると、なお楽しさが倍増するとおもいます。
参考資料
– 井上淳子・上田泰「[アイドルに対するファンの心理的所有感とその影響について―他のファンへの意識とウェルビーイングへの効果―](https://www.jstage.jst.go.jp/article/marketing/43/1/43_2023.034/_article/-char/ja)」『マーケティングジャーナル』43巻1号、2023年
– 高橋誠「[『推し活』尺度作成の試み―推し活と抑うつ感や幸福感との関連―](https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsre/33/Supplement/33_OS8/_pdf/-char/ja)」日本感情心理学会 第33回大会発表論文集、2025年
– Be Rise Lab「[Be Rise Labでは随時アイドルオーディションを開催中!](https://beriselab-idol.jp/blog/20250922-2628/)」、2025年9月22日
– Be Rise Lab「[ディスコグラフィ](https://beriselab-idol.jp/discography/)」
